ゴミの散乱

5月16日(木)午前9時〜午前11時、トワ(永遠)の散歩。

もっぱら井の頭公園三角広場で歩行約30分→休憩約30分を2回繰り返す。
昨日と比較して、風が淀み、暑さが増したせいか、彼の動きは心なしか鈍かった。

cf.昨日の東京の最高気温25.5°C、最低気温16.9°C。今日の東京の最高気温26.7°C、最低気温18.1°C。

散歩中に遭遇したこと。
ちょうど午前10時に、恒例の園内アナウンスの声が淡々と流れた。「井の頭公園をご利用の皆様にお知らせいたします。井の頭公園ではゴミの持ち帰りをお願いしております。…ゴミ一つないキレイな公園にしましょう。…お弁当の空き箱やジュースの空き缶などは持ち帰りましょう…

しかし、何たる皮肉か!三角広場のここかしこに、ゴミが散乱していた。
特に木陰やベンチのそばや神田川の水辺がまるで「ゴミ捨て場」のようだった。
ペットボトル、空き缶、空き瓶、レジ袋、コンビニ弁当の容器、タバコの吸い殻、生ごみ等々があたり一面にポイ捨てされていた。
何でも、若者(男女)グループが夜分遅く酒を飲んでどんちゃん騒ぎをしていたとのこと。

井の頭公園では一般に、この種の「ゴミ捨て」状況が顕著となるのは、春から秋にかけての土曜・日曜・休日である。
私の見るかぎり、夜遊びが過ぎてゴミを放置する若者たちの生態もさることながら、子連れの20〜30代「お父さん・お母さん」の多くもゴミを自宅まで持ち帰って処分する「公衆道徳」にはとんと無縁だ。

一体、いつごろから、事態が悪化するにいたったのだろうか。
これは何も井の頭公園に限った話ではない。
かなりの数にのぼる現代日本人(大人・子供)が公園という公共空間・「憩いの場」に、何の痛痒も感じないで、不浄のゴミ(廃棄物)を手当たり次第に投げ散らす。それこそ、私的エゴイズムを白日にさらして、恬然(てんぜん)として恥じる風もない…。

井の頭公園の管理事務所に勤めるパーク・ガードおよび清掃員、また同公園のボランティア清掃活動に精出す篤志家は、こぞって言う。
「年を追って(一時の好転はあっても)、状況は悪くなっていく」と。