正、音次郎、ロンと会う/「三角広場⇔三鷹台駅」間

9月20日(金)07:03〜08:41、トワ(永遠)の散歩。

自宅発⇢井の頭公園“散策路”
→うぐいす小路→ジョギング通り
→ふれあい小路→公園東通り→“散策路”
→夕やけ橋→三角広場着。

この間、
・午前7時20分頃、ジョギング通りで、(しょう)と散歩中のSさんに久方ぶりに会う。

Sさんは杉並区松庵1丁目に約60年在住する老婦人。初めて会ってから約4年が経つが、飾らない率直な人柄をにじませる話しぶりが何とも若々しく魅力的だ。
正はまもなく(来月)7歳になる雄のパピヨン
トワは正とは、付かず離れずの長いつきあいだ。会うたびに、互いに顔を見つめあいながら、淡々とした何気ない態度を装いつづける。

・午前7時40分頃、三角広場で、ノリ(とUさん)に会う(cf.yesterday's diary)。

三角広場発→夕やけ橋→“散策路”→「神田川遊歩道(左岸)」側出入口→神田上水橋→「神田川遊歩道(右岸)」側出入口→午前7時55分頃、三角広場着。

午前8時頃、三角広場で、音次郎(おとじろう)と散歩中のIさんに会う。

Iさんは年のころ30ばかりの男性で、人見知りの強い、実直そうな人物。これまでに井の頭公園で何度か会って、当たり障りのない言葉を交わしてきた。
「音次郎」は、3歳の雄の柴犬。その純日本風のネーミングは、父親の「音吉」(13歳で永別!)にちなんでとのこと。
若盛りの彼は、トワに馴れ馴れしく近づき、何かと挑発的な態度をとる。
すると、トワは決まって〈オイ、いい加減にしろよ!〉と言わんばかりに、彼を上目づかいに、じっと睨みつける。そして程なく、〈我関知せず!〉踵(きびす)を返して、その場を素っ気なく立ち去る。

午前8時10分頃、三角広場で、ロンと散歩中のIchifuruさんと3か月ぶりに会う。

ロンは10歳の雄のポメラニアン
Ichifuruさんは落ち着いた口調が印象的な、折目正しい紳士。三角広場を抜けて、京王井の頭線の「三鷹台2号踏切」(cf.June9脚注1)を越えた、三鷹市井の頭2丁目に20年ばかり住む。
彼によれば、「ロンはこの7〜9月の暑さにやられて、へばってしまった。体調不良がずっと続いているね。もともと心臓が弱いから、なんだか心配になるな…」

午前8時15分頃〜、
三角広場の木陰⇆夕やけ橋⇆「公園東通り」側出入口を15分ほど行き来した後、
家路に向かう。

※三角広場に据え付けの木製ガーデンテーブル(ベンチ付)の上に、弁当の空き箱やジュースの空き缶などが山積みされていた…(cf.May16)。

◎ ところで、トワ(12歳2か月)はこれまで、「井の頭公園三角広場⇆三鷹台駅(界隈)」間の、どういう散歩ルートを、実地にたどってきただろうか。

まず往路を大別すると、
①(園内)三角広場→(園内)夕やけ橋→(園内)“散策路”→(園内)“神田川遊歩道”側出入口→“神田川遊歩道”→三鷹台駅(界隈)。
②(園内)三角広場→(園内)三角広場の「三鷹台2号踏切」側出入口→gallery&cafe inoの前→「神田川遊歩道」→あしはら橋→“神田川遊歩道”→三鷹台駅(界隈)。
③(園内)三角広場→(園内)三角広場の「神田川遊歩道」側出入口→神田上水橋→“神田川遊歩道”→三鷹台駅(界隈)。
【各ルートの構成比は、この12年余を平均してごく大ざっぱに言えば、①が50%、②が30%、③が20%…というところか。】

・ここで注意すべきは、神田川*1の左岸と右岸の両方に沿って遊歩道が走っている点。
左岸”=川の上流から下流に向かって左側の岸。「右岸」=川の上流から下流に向かって右側の岸。

・①における「夕やけ橋」(約15m)は、神田川に架かる橋で、三角広場の中央部と三角広場外(「うぐいす小路」側出入口付近)の“散策路”を結ぶ(cf.April26脚注1)。
①のルート内容:三角広場側から夕やけ橋を渡り、つまり神田川の「右岸」から“左岸”に移動し、そのまま“左岸”沿いの井の頭公園内“散策路”(舗装道路)→“神田川遊歩道”側出入口→“神田川遊歩道”を三鷹台駅に向かって進む。

・②のルート内容:三角広場の「三鷹台2号踏切」側出入口を通り越し、ギャラリーカフェ「ino」(三鷹市井の頭2-4-21)の前の狭い小道(井の頭公園外)を経由し、神田川「右岸」に沿う遊歩道(舗装道路)を40mほど歩き、そして「右岸」から「あしはら橋」(約10m)を渡って“左岸”に移動し、そのまま“左岸”沿いの“神田川遊歩道”を三鷹台駅に向かって進む。

・③のルート内容:三角広場の「神田川遊歩道(右岸)」側出入口を出て、神田川「右岸」に沿う遊歩道(舗装道路)を20mほど歩き、そして「右岸」から「神田上水橋」(約10m)を渡って“左岸”に移動し、そのまま①②と同じ神田川“左岸”沿い遊歩道を三鷹台駅に向かって進む。

このように、トワが神田川「右岸」沿いの遊歩道を通るのは、②および③の全行程中のほんの一部であり、まさに須臾(しゅゆ)の間にすぎない。
彼に著しく特徴的なのは、これまで一度も、三角広場を出発後〜②のルートなら広場の「三鷹台2号踏切」側出入口→「ino」前を通過した後、また③のルートなら広場の「神田川遊歩道(右岸)」側出入口を通過した後〜に、神田川「右岸」遊歩道を三鷹台駅に向かって直進したことがない点だ。

ところが、復路の場合はいくらか趣を異にする。
復路を大別すると、
(1)往路①を復路とする。
(2)往路②を復路とする。
(3)往路③を復路とする。
(4)三鷹台駅(界隈)→「神田川遊歩道(右岸)」→あしはら橋→“神田川遊歩道(左岸)”→“神田川遊歩道(左岸)”側出入口→“散策路”→夕やけ橋→三角広場。
(5)三鷹台駅(界隈)→神田川「右岸」遊歩道→gallery&cafe inoの前→三角広場の「三鷹台2号踏切」側出入口→三角広場。
(6)三鷹台駅(界隈)→神田川「右岸」遊歩道→三角広場の「神田川遊歩道(右岸)」側出入口→三角広場。
【各ルートの構成比は、この12年余を平均してごく大ざっぱに言えば、(1)が50%内外、(2)が40%内外、(3)が数%、(4)+(5)+(6)が数%…というところか。】

・(4)(5)(6)の各ルートでは、②と比較して、全行程(時間・距離)に占める神田川「右岸」遊歩道の割合が格段に高まる[(4)<(5)<(6)]。
しかし、問題はトワが実際に(4)(5)(6)の各ルートを歩く機会がそれぞれ年に精々1、2回、数えるほどしかないこと。

要するに、トワの「三角広場⇆三鷹台駅(界隈)」間往復の散歩ルートでは、時間上も距離上も、全行程に占める神田川“左岸”遊歩道の比重がとてつもなく大きいことが歴然としている。

◎ さて、トワが三角広場から三鷹台駅に向かうルートは、実は①②③以外に、もう一つあった。
それは、三角広場の「三鷹台2号踏切」側出入口→「三鷹台2号踏切」→三鷹市の住宅街・商店街→「三鷹台駅前通り」→三鷹台駅

三鷹台2号踏切」側出入口を出ると、すぐ左側(三鷹市井の頭2丁目)に見えるのが「gallery&cafe ino」、また右側(同)に見えるのが「三鷹台2号踏切」。
この踏切を渡って、「人家が密集し、狭苦しい」住宅街をうねうねと歩き、「小規模な、活気のない」商店街を通り抜けると、通称「三鷹台駅前通り」に出、すぐに三鷹市の東端に位置する「三鷹台駅」(井の頭1丁目)の南口に着く。

では、私は何故(なぜ)、この散歩ルートを前出の①②③に続く④として列挙しなかったのか。
トワはたしか5歳の時分、桜が盛りの頃だった、どういう風の吹き回しか、同ルートを初めて歩いた。
そして、それが3日連続したものの、その後は絶えて久しく、現在にいたっている。

トワ‐私がロン‐Ichifuruさんに初めて会ったのは、その「連続3日」の中日のこと。
両者が共に、神田川「右岸」遊歩道に向かおうとして、三鷹台駅の西隣(三鷹台駅より吉祥寺駅側約17m)にある「三鷹台1号踏切」(三鷹市井の頭1丁目)をちょうど渡りかけたときだった。

● 今日の東京の最高気温29.3度、最低気温20.2度。

*1:神田川は、井の頭公園内にある「井の頭池」に源を発し東へ流れ、中央区墨田区の境界にある「両国橋」脇で隅田川に合流する、延長約25kmの河川。cf.May14。