今日(2013年4月24日)から日々のつれづれに、(愛犬トワの話をはじめとする)片々たる雑文を書き散らすことにした。

午前9時45分ごろ、起床。

私が2階自室のベッドの上に起き上がると、1階居間の愛犬トワ(永遠)がワンワァーン!と甲高く吠える。
〈早く降りて来い!早くお散歩に行こう!〉といつも通りの催促だ。
私は背後に彼の吠え声を聞きながら、1階の洗面所でせわしく顔を洗い、歯を磨く。そして9:52am、彼にハーネス(胴輪)&リードを付けて、散歩に連れ出した。

ところが、外はあいにく小雨が降ったり止んだり、おまけに風が強く肌寒い。
彼はもともと風雨を物ともせず溌剌と駆けまわる!とはいえ、11歳を過ぎてから(現在約11歳10か月)散歩中に疲れを癒すかのように道端でちょっと一休みすることも目に留まるようになった。

彼と私は、恒例(特に晩冬から初春にかけて)の散歩ルートを一回りした。
自宅→井の頭公園・三角広場→神田川沿いの遊歩道→京王井の頭線三鷹台駅久我山界隈→吉祥寺界隈→自宅、である。
要した時間は、約1時間。

いつもなら、同ルートを3回ばかり回って2時間前後をかける。今日の彼はしかし、何か逡巡したように、しばし佇んだり、時折トボトボと歩いたり…。そして自宅にたどり着くと、疲れたように自宅前の木陰に寝そべった。
彼は散歩から帰ると、ややもすれば自宅前の小道か木陰で暫時、立ったり座ったりしながら休憩する。が、今回の休憩は長々と二十数分にも及んだ。
この間、私と彼は、次のような言葉をやり取りした。

「トワ、お父さんは寒いんだ。もう、お家(うち)に入ろう!」
「ウー、ウー!…〈いや、まだ入りたくない、ここで休みたい!〉」

「トワよ、お父さんはカラダが冷えてゾクゾク!風邪をひくかもしれん。お家に入ろう!」
「ウー、ウー、ウー!…〈いや、まだ、ここで休むのがいい!〉」

「トワ、お父さんは寒さでブルブル!お腹(なか)もすいた。トワはいい子だ、お利口さんだよな!お家に入って、一緒にオヤツを食べよう!」
「ウー…〈もう、だいぶ休んだし、そろそろオヤツを食べたいな!〉」

私はやっと彼を抱きかかえて自宅2階の風呂場へ運んだ。そしてシャワーで彼の手足を水洗い後、1階の居間でお望みのオヤツを振る舞った。
彼が好物のビーフジャーキーにありつけたとき、どれほど嬉しそうにワンワン吠えまくったことか。彼の全身には、いつもながらの生命の輝きがよみがえったのだった。