自然教育園

自然教育園

5月20日(月)午前7時ごろ、何か寒気がして、ふと目が覚める。
最近、私は少し暑さを感じるので、掛け布団は止(や)めて、タオルケットのみにくるまって寝ている。
ところが、今朝はそのタオルケットでは防寒が不十分だったせいか、寒さが体へ這い込むとともに、強い(痺れを伴う)尿意を催し、あわててトイレに駆け込む始末。
スワ、4月10日の頻尿症のぶり返し!?(cf.April26)
しかし、まだ前回のような20分ごとの排尿という事態にまで立ち至ってはいない…。とりあえず今日一日、様子見することにした。
cf.今日の東京の最高気温20.2°C、最低気温16.8°C。

今朝は小雨がしょぼつき、おまけに私の体調が芳しくない。トワ(永遠)の散歩は取りやめよう…と、一度は思い立つ。
だが、彼はワンワン吠えながら、「お散歩」はまだかまだかと、しきりに催促するではないか!
午前9時頃、「えい、ままよ!」思い切って、傘をさしながら、雨中の散歩に出かける。

今日の彼は、もっぱら私の先導に従って、吉祥寺南町3丁目の住宅街のみを小刻みに歩く。そして、排尿と排便が一通り済んだころを見計らって帰宅する。
この間、約40分。彼はいつもより短い散歩時間で、さぞかし不満が募ったことだろう!
しかし、それにしても、トワよ、お父さんの苦労も分かっていただきたい。雨に濡れながら、アナタの排便の後始末をすることは思いの外、難儀な作業なんです!

★午後2時、2か月ぶりに(先々週予約済みの)「ヘアメイクMYK」に行く。
MYKはJR目黒駅の近くにある。ヘアスタイリストのFさんとは古い付き合いだ。
私は1976〜93年の丸17年、「目黒」に住んでいた。

ところで、この“「目黒」に住む”の言い方については、注意すべき点がある。
人は「目黒駅(めぐろえき)」の近くに住む場合、往々にして、そう手っ取り早く表現する。
目黒駅はJR東日本[山手線(やまのてせん]・東急・東京メトロ都営地下鉄の駅で、東京都品川区上大崎にある。つまり、駅名は目黒駅でも、駅の所在地は目黒区ではなく品川区である。ちなみに、品川駅も「駅名と市区町村名が一致しない」例であり、その所在地は品川区ではなく港区である。
私はかつて目黒駅東口側―山手線の内側の品川区上大崎に住んでいた。

Fさんは最初、品川区上大崎に隣接する港区白金台で、美容室をオープンした。十数年後、経営事情から店を小規模化して移転、目黒駅東口側の上大崎3丁目に2度開店→数年前に目黒駅西口側の上大崎2丁目に4度目の開店、現在にいたっている。

私が彼と初めて会ったのは、港区白金台にある「自然教育園」(正称は「国立科学博物館附属自然教育園」)においてだった。園内の遊歩道で何となしに私と彼が言葉をやり取りしたのが、事の始まりだった。

自然教育園は「大都市・東京の中心部にあって今なお豊かな自然が残る」とか、「都市砂漠のオアシスともいえる緑地」とか形容される場所だ。広さは約20ha(約6万坪)、井の頭公園のほぼ半分だ。

自然教育園        
                                 
↓ 上空からの自然教育園
                     

以来三十余年、私は平均して2か月に1度(私の海外滞在中を除く)、彼の美容室に通い、私自身の「ライフワークにあったヘアスタイル作り」をお願いしてきた。
彼は話好きの気さくな男だ。
また、私もそうだとあって、映画・芸能・スポーツ・株・スキャンダル・犯罪など何でもござれの世間話を互いに口角泡を飛ばしてぶちまけあう。
話にうつつを抜かすからだろう、ヘアメイクに要する約1〜2時間は、まさにアッという間に過ぎ去ってしまう。

彼と私の、今日の主たる話題は、アベノミクスないしアベクロ・バブルだった。
彼は私に問いかけた。
「デフレとかインフレとかいう、そして安倍は1万円紙幣を印刷しまくるという。これは一体どういうこっちゃ?よく分からんので教えてちょうだいな」
私は彼に懇切丁寧に、じっくり時間をかけて説明した。
まず貨幣とモノ・サービスの関係を論ずる経済学〜近代経済学マルクス経済学〜の根本的視点について。
次いで、貨幣の役割の観点に照らした、現代社会にける貨幣とモノ・サービスの関係〜両者は分離されているのか、or分離されていないのか〜について。

● 午後5時半頃〜、ディスカウントスーパー「ロヂャース」吉祥寺店で、トワのドッグフードを購入。

● 午後7時半頃〜、レストラン「COCO'S」吉祥寺店で夕食。