Kaori、そしてAyato〜ニューヨークの残照〜

ティファニー本店のアトラス・クロック

5月21日(火)午前8時15分〜午前11時、トワ(永遠)の散歩。

井の頭公園三角広場を半周後、神田川遊歩道三鷹台駅を2往復し、広場に戻る。この間、約50分。
復帰した三角広場では、所々方々を歩き回ったり、木陰かベンチ脇で休んだりを繰り返す。この間、約1時間40分。

広場での散歩途中、Eさん(午前9時頃、cf.May6)→K.N.さん(同9時半頃、cf.May18)→Iさん(同10時半頃、cf.May19)と会う。
道端で、各自と短い会話を楽しむ。

★午後1時、井の頭公園駅前の喫茶店「千」で、Kaoriと会う。
この店に来たのは何年ぶりか?3年ぶりぐらいか、記憶が定かではない。私は元来、ここの落ち着いた雰囲気を気に入っている。

Kaoriと初めて会ったのは、1年ほど前、三角広場→神田上水橋の近くだった。彼女がジョギング中、私がトワの散歩中でのこと。
彼女は静岡市出身の、20代の美容師さん。ヘアスタイル・ヘアケアの仕事に生きがいを感じる、その一途なひたむきさが魅力的な女性だ。

彼女は日頃、「一度はアメリカに行き、生活してみたい!」と念願していた。そこで今回、私の海外〜とりわけニューヨーク(NY)〜体験を聞きたいと相成った次第。
私は1時間半ばかり、総論としてNYの「魅力とパワフルなエネルギー」について、各論としてNYのマンハッタンで出会った美容師、Ayatoについてお話しした。

・Ayatoは東大阪市出身、実家(両親)は美容院を経営、日本の美容学校卒業後、1990年代後半に単身NYに渡り→ヘアスタイリストの修業・実務をこなし→現在、Park Avenue MidtownのM Hair Salonに勤務中。
私が彼と初めて会ったのは1999年、彼の修業中のJ Hair Salonにおいてだった。
当時の私はNYに不案内で、美容院はどこにすべきかと思案中。そこへ私の知人から「いい店がある」と紹介されたのが同店だった。

(知人と共に)行ってみて一方ならず驚いたこと。
同店は何と世界に名だたる「五番街(5th Avenue)」にあるではないか!
マンハッタンの五番街こそ、セントラル・パークを眺望できる高級マンションや歴史的な大邸宅が立ち並び、特に34丁目と59丁目の間は世界最高級の商店街が続く、それこそニューヨークの裕福さを象徴する「アベニュー」にほかならない。
しかも、同店はその五番街の名所(屈指の観光スポット)、高級老舗ジュエラー「ティファニーTiffany)」本店[57丁目(57th Street)]の近辺=51丁目にあるではないか!

ロックフェラーセンターから見たマンハッタンの黄昏 
                             

ティファニー本店


ああ!ありありと思い出しましたよ。昨日見たばかりのように生々しく思い出されました。
オードリー・ヘップバーンの主演映画ティファニーで朝食を/Breakfast at Tiffany's』(1961年公開、上映時間114分、原作:トルーマン・カポーティ)。
映画の冒頭、ヘップバーン〜ジバンシーのブラック・イブニングに身を包み、ネックレスとサングラスでオシャレした、颯爽たる姿!〜が早朝、ティファニーのショーウィンドウ(の中の宝石)を覗き見ながら、朝食のデニッシュをほおばり、紙カップコーヒーを飲む…。
そして、この間、名曲ムーン・リバー(Moon River)」(作曲:ヘンリー・マンシーニ)が哀愁を帯びたハーモニカのような音で流れる…。
このオープニングシーン、どうして忘れることができましょうか。 ヘップバーンを媒介にして、NY―五番街ティファニーの一連の事象が生々しく鮮やかに、私の記憶の奥から一挙に引っ張り出されました!











・Ayatoとはこのスゴイ場所にあるビルの一室 J Salonで面識を持って以来、ずっと(私のNY滞在中も滞在後も)今日にいたるまで、物心両面にわたる交流が続いている。
彼は現在、マンハッタンのパーク街(59丁目)にあるM Salonの「Stylists(artistic team)」の一員、「Japanese
Straightening Expert and Educator/Editorial Stylist」である。
その彼がヘアスタイリストとしていかにNYで活躍中かは、ウェブページ(M Salonウェブサイト)上の下記のようなAyato評によって如実に知ることができよう。

You could say that Ayato was born with a silver scissor in his hand. Both his parents were successful
hair stylists in Osaka Japan, where he was born. So it was no surprise to them that he would  
eventually arrive in New York to pursue his passion for fashion and style.
Ayato’s loyal following, along with his own unique brand of style are a perfect fit at mizu. 
Sophisticated hair cuts, elegant styling and the latest Japanese hair texturizing treatments all define his signature looks. Ayato divides his time between the salon and freelance jobs. He is sought after
by big names like; CBS News, Kodak and Allure magazine.Whether at the salon or on a the set,
Ayato is the consummate professional, always ready, willing and able to transform the ordinary into
the exceptional.

・私はAyatoの人となりとその歩み方を話題にしながら、Kaoriに向かってキッパリと言い切った。
「人間は生きるに際して、決して諦めてはならない、断念してはならない。思う一念岩をも通す!いつか、きっと道が開けてきますよ」

● 午後3時半頃、吉祥寺あさひ病院泌尿器科に行く(cf.Apr.26,2013)。昨日の尿意の催し方に不安を覚えて。
尿検査を受けたところ、やはり前立腺が炎症を起こしている由。
4月12日の尿検査時と比較して症状は軽いものの、大事をとって前回と同じ抗生物質クラビット錠」を5日間(1日1回・昼食後1錠)服用することにする。