いつになく元気がないトワ/“間道”

5月26日(日)午前8時50分〜午前10時10分、トワ(永遠)の散歩。

井の頭公園三角広場を半周後、神田川遊歩道神田上水橋⇢あしはら橋の地点までトボトボと歩き、あしはら橋近くの“間道”(神田川遊歩道からの分かれ道=約40m)を抜け、帰途に就く。

[註:“間道”は、私の命名
それは、あしはら橋から神田川遊歩道(左岸)を三鷹台駅に向かって約60mを歩いた地点で、神田川遊歩道から分かれた舗装道路である。]

彼は暑気にやられたせいか、どことなく元気のない足どりで午前9時半頃、自宅前に到着。
しかし、なかなか家に入ろうとせず、かれこれ40分、自宅近辺で佇んだり腹這ったりして休みつづける。
この間、私は立ちん坊で、彼が重い腰を上げるのを気長に待ちつづけた。

途中、近所のMさん〜落ち着いた物腰の老婦人〜が拙宅前に現われて、彼の背をさすりながら、いわく。
「トワちゃん、まだおウチよりも、おソトにいたいのね。おソトが好きなのね!」
彼はよく見知った彼女の言葉に、うんうんと相槌を打つがごとく、びんびんと尾を振りつつげた。
〈ウン、そうだよ。ボクはまだ、しばらくおソトにいたいんだ!…〉