剪定〜「柳に風」〜

9月18日(水)07:26〜09:10、トワ(永遠)の散歩。

空が秋晴れに澄み上がる。まさに「天高く馬肥ゆる秋」だ!

午前7時35分頃、井の頭公園三角広場着。

広場の東半分を過ぎ、
gallery&cafe ino前→あしはら橋→神田川遊歩道井の頭公園“散策路”
→公園東通り→ふれあい小路→ジョギング通り→“私道”→“散策路”→夕やけ橋を歩き、
午前8時5分頃、三角広場に戻る。

午前8時7分頃、広場を離れ、
夕やけ橋→“散策路”→神田川遊歩道
→“間道”→“坂道”
→平成通り→公園東通り→“散策路”
神田川遊歩道(あしはら橋付近でUターン)
→“散策路”→夕やけ橋をめぐり、
午前8時40分頃、三角広場に再び戻る。

広場では、造園業者(いわゆる庭師)が二人、一昨日の突風で枝折れした2本の“”の「剪定(せんてい)」作業中だった(cf.Sep.16&17)。

この作業はさしあたり、風害を受けにくい樹形に仕立てるもの。
そこでは私の見るところ、「枝下ろし(えだおろし)」(=不要な大枝や太枝を付け根から切り取る)を主とし、「枝透かし(枝抜き)」(=混み合う不要な枝〈古い枝・枯れ枝・病枝等〉を間引く)を従とする剪定が施されていた。

一人の庭師さんは、私に語ってくれた。「あの柳は老木もいいとこで、中身はスカスカ、風害にはからきし弱いんだな」

私は彼の言葉を耳にしたとき、ふと考え込んだものだ。
日本語では、「柳に風」という。また、「柳に雪折れなし」「柳に風折れなし」「柳に枝折れなし」などともいう。
一体、これはどういうことか!?

「柳に風」⇒【柳が風になびくように】少しも逆らわずに巧みにあしらうこと。
「柳に雪折れなし」⇒【しなやかな柳の枝は、雪が積もっても、その重みで折れることがないように】柔軟なものは強硬・剛直なものよりも、よく物事に耐えるということ。……
要するに、これらの日本語は、柳の生態・姿態に起因・即応する言葉である。
ここでは広く一般に、【しなやかに富む柳は、いかなる強風・風雨・風雪でも、枝を折ることなく、巧みに身を躱(かわ)してやり過ごすことができる】と了解されている。

果たして、柳の実体・実態は、どういうものなのか。
あの、三角広場の柳は、たんなる「老」木という寄る年波の問題に当面したにすぎなかったのだろうか。

午前8時50分頃〜、
広場→夕やけ橋→うぐいす小路→ジョギング通り→百歩坂の路を進み、
帰路に就く。

・トワは総じて、力強い足どりで、大地を踏みしめて歩き回った。

● 今日の東京の最高気温28.7度、最低気温19.2度。