老犬介護/介護⇔介助

今日から4日間[12月3日(日)〜6日(水)]、トワ(永遠)の散歩は朝も(午前11時半〜午後零時10分頃)夜も(午後8時〜午後8時45分頃)息子Riichiroが担当。
私はよんどころない用事で、早朝から夜半にかけて外出するため―。

トワは10月16日夜半から(水)下痢が続き、そして腎不全で10月26〜28日に、また11月21〜23日に半日入院―。
この2週間ばかりで、食欲が衰え、体重が落ち、目に見えて窶(やつ)れていくトワ!
トワはまもなく16歳5か月、日増しに老化が進むのは自然の摂理だろう。年老いてゆく限り、犬も死からは免れない。
しかし、何とかしなければならない!
今や、私は息子と協力して、手厚い“老犬介護”〜食事の介護、排尿・排便の介護、歩行(散歩)の介護、シャンプーの介護など〜に精進しなければならない―。

※「介護」と言えば、これと似たような言葉に「介助」がある。
明鏡国語辞典』(第2版第6刷:2015年、大修館書店)によれば、介護=「病人や心身に障害のある人に付き添って日常生活の世話をすること。」、介助=「病人や心身に障害のある人に付き添って起居動作の手助けをすること。」
一般の日常生活では、この「介護」と「介助」を区別なく使用するケースが多い。
しかし介護業界では、介護(⇒上位概念)という大きな括りの中に介助(⇒下位概念)があると考えられている。「介護」は食事や排泄や入浴など身の回りの世話からケアプランの作成、本人や家族との相談など、その人を助けるための行動全般を言う。「介助」はそのための行動のひとつであり、ケアプランに基づき、実際に食事や排泄や入浴などを助ける具体的な行動そのものを指す。例えば、食事介助であれば、自分一人でご飯を食べられない人を誤嚥などの事故が起こらないようサポートし、入浴介助であれば、浴槽までの移動や洗髪などの手伝いをする。
この介護‐介助の線引きは、業界の利権が絡む問題なのだろうか。「介護」という単語が、「世話をする側とされる側のお互いの気持ちの交流を考えて『介助』と『看護』を組み合わせて作った造語」という一説もあり、また看護界の一部に、介護は看護の中に含まれるとして、「看護」という言葉で十分代用できるという声もある。事態は業界につきものの内紛のしからしめる所なのか。だとすれば、利権に批判的な私としては、そんな馬鹿馬鹿しい話はただ一笑に付すのみ。
いずれにせよ、高齢者や病人や障害者など身体的・精神的・社会的に助けがいる人への手助け、という観点に立つかぎり、介護と介助にさしたる違いはない。日常生活を営む上で困難な状態にある個人への生活支援という具体的な現場で、両者を線引きし、介助が介護を実現するための手段だと規定したところで、それはおよそ実効性に乏しい措置と言わざるをえない。
私は平生、介護‐介助の二つを基本的に区別せず、ほとんど同じ意味で用いている(⇒同位概念)。
私は今ここで、まさしく心身ともに“困っている”生命〜人間ならぬ犬【愛犬トワ】〜の介護⇔介助に、“温かい素直な心”を傾けている―。

★ 2016年2月頃のトワ:

トワに老化のサインがはっきり出たのは、2014年9月23日の“精巣腫瘍の摘出手術”以降のこと(cf. 永遠(トワ)に幸あれと祈る! - 日々是好日 2016-02-29 - 日々是好日 2017-05-07 - 日々是好日)。とはいえ、この2016年2月の時点で14歳7か月のトワは、現時に比べて若々しい生気を醸し出していることも事実だ…。

●今日の東京の最高気温12.5度、最低気温5.2度。